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「あの、ソフィアさん」
ボーメンが切り出した。
「今後も仲間は増えるんでしょうか?」
「それは私にも分からないわね、ファヌエル様と女神様のみぞ知る所かな」
足りないよな。
今の戦力でどれだけ出来るのか....
ワームは楽勝だったけど、もしもあれが100匹現れたら?
それと一緒にワイバーン部隊や獅子族がついてきたら?
「いつも同じ場所に同じ魔獣が同じ数だけ現れてくれる訳じゃない....今回のようにファヌエル様の結界が通用しない相手もいる、確かにユースイの力は計り知れないけど、この自治州全てを1人で守るのは不可能」
ソフィア姐さんの言葉に全員が頷く。
俺も頷く。
「あの....ソフィア姐さん」
「何?その呼び方」
しまった!
「多分だけどユースイの方が私より年上だよ?」
は?
「俺....二十歳なんすけど」
「やっぱり、私は18歳」
え?
10代?
....獣人は分からんな。
「ついでに言っとくとアンは16歳でベラとボーメンは12歳、採掘場のユルとフランコは17歳で....ファヌエル様とエルフのジャンヌについては詮索無用」
おお....
「僕は21歳、よろしくね」
昼行灯、40歳くらいかと思ったぞ。
「んじゃ改めてソフィア....地下を通ることが出来る魔獣はワーム以外にもいるのかな?」
「小型の魔物なんかだと結構いるけど、ワームクラスだと....地竜とか?」
竜かよ。
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