3人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
ボクがキミから離れた理由
それは…
キミの事を愛しているから。
なのになぜ…
「離れたのか？」って？
それは…
キミが幸せを見つけたから。
本当はボクが幸せにしてあげる
予定だったんだけど
ボクには見守ることしかできなかった。
キミが笑っている時も
キミが一人で泣いている時も
触れることも抱きしめることもなく
ただただ見守ることしかできなかった。
だけどキミの側にいる事が
ボクの役目だと思っていた。
ボクが側に居ちゃ
キミが幸せになれないんじゃないかと
不安に思う事もあったけれど
もう…
そんな心配もしなくて済みそうだ。
その人ならきっとボクの代わりに
キミの事を幸せにしてくれる。
嬉しいような
腹立たしいような
複雑な気持ちはあるけれど
どこかホッとした自分がいる。
「キミの事を愛してる。
ずっとずっと永遠に…。」
あまり言うとキミに
「しつこい」と笑われそうだから
そろそろ…
ボクは逝くとするよ。
最初のコメントを投稿しよう！