家族にドロボウされた

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 こんなだらしない寝方でも、朝の五時には目を覚ましてしまう。  段々とこの仕事に慣れてる証拠か。刻一刻と世間ずれしてるのが分かる。  慌てて報告書を作成する『今日も天候は問題なし。ゴルフを続けます』と上司に提出した。そして身支度を調えまた出勤した。  朝食は冷蔵庫を見ても何もなかったので、現場の店で購入した。バークヤードの机でスケジュール管理や連絡帳のチェック諸々をこなし、コンビニの鮭弁に文句を言う。  現在、私はコンビニの店長をしている。  バイトの子が夕方ドタキャンし、他の子に謝って代わりに出てくれないかと頼み断られ、結局夜の部も自分がやることになる。深夜間近になるとようやく交代の子が出て来て、帰宅することができた。 「ただいま」 「おかえりなさい」「おかえりー、遅すぎだよパパ」  家には二人の女性がいた。  一人は大人の女性でグラマラスなボディを厚めのセーターやロングスカートで隠している。大学生にも見える年若い子だが、大人の妖艶さも感じられた。  もう一人はセーラー服を着た女の子だ。やけに白い肌をしているが、ケラケラと元気そうな笑顔を咲かせている。また非常に小柄だ。 「………」
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