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『お前が嬉しいなら何より』
「本当にこんなので良いのか?」
個人的には、ちゃんとしたものを贈りたかったんだが……
旅先で見つけたアクセサリー屋で、即席に作った拙い指輪。
それを愛おしそうに眺め、
「はい、コレが良いんです」
本当に嬉しそうに、右手薬指に着けた。
ったく……今回は譲ったけど、次は絶対譲らねぇからな。
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hoshiboshi様 開催
140字コンテスト「月々の星々」より
お題『着』No.2
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