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「あらぁにゃんちゃん可愛い物付けてましゅねぇ〜」
「にゃあにゃあ」
「うんうん、そうだよねぇ、ネックレス付けてもらって嬉しいねぇ」
違う。気持ち悪いからもうその話し方やめて欲しいにゃって言ったんだにゃ。
僕の首元でゆらゆらしているハートのネックレスを指先でちょんちょん触りながら眉を八の字に えへぇ〜♡ と笑ってる学園長のドアップに怒りの猫パンチを喰らわしたが学園長は何でか嬉しそうにますます頬を緩ましている。いったい何なんだにゃこのおっさん人間。気持ち悪いったらにゃいにゃ！
「お取り込み中申し訳ありません学園長。岩手県の折り紙学園からお電話です」
ヒールの高いパンプスをコツコツ鳴らしながらやって来たのは学園長秘書の虹川ちゃんだにゃ。相変わらず銀縁眼鏡がセクシーな…いやいやそんな目で見たら失礼だにゃ。虹川ちゃんは裏の学園長と生徒達の間で密かに噂されている超真面目なスーパーエリートの仕事完璧美女で、彼女無しでは今僕に固いジョリジョリの髭を押し付けてきている（※頬っぺすりすりの事）学園長も学園長としての職務を全う出来ない。とにかく虹川ちゃんはRich！花畑学園には無くてはならない神的存在の人間なんだにゃ。
「えぇ、お電話ぁ？」
嫌がって無いで仕事しろにゃ。お前の仕事だろうがだにゃ。
「はい。先日の共同折り紙製作会議の話しの件だそうです」
「あぁ！皆で千羽鶴作って駅前の団子屋の叔父さん元気付けよう作戦の話しね！」
お前らにとって駅前の団子屋の叔父さんっていったいどんな存在なんだにゃ？
僕の記憶が正しかったら確かあの叔父さん✖️④のただの駄目男じゃなかったかにゃ？？？そんなアホに2校共同で千羽鶴作って送ってどうするってんだにゃ？お前らアホか？
「また離婚して泣いてたもんね」
「えぇ。ショックが大き過ぎて生地もこねられないと布団の中で蹲ってしまってると近所の商店街で噂です」
✖️⑤になっちゃってたにゃ…。ってか近所の噂って…あの叔父さん本当皆の何なんにゃ？
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