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「にゃあ!にゃあ!」
「えっ、なんですにゃん太君?急に暴れ出して?わっ、ちょっと!」
「ねぇ愛屋君。そのにゃんこちゃん愛屋君に何か伝えに来たんじゃない?」
おおっ!愛屋の隣の席の女!お前勘が良いにゃ!そうにゃ、僕は季優に仕事を持って来たんだにゃ!
「ええっ?伝えにですか?」
「だってよくほら、猫が突然現れる時って何かメッセージを運んで来てくれる事が多いってスピリチュアルとかでも良く言われてるじゃない?良い知らせとか悪い知らせとか、これからここを注意した方が良いよってアドバイスしに来てくれてたりとか、色々」
「野々口さん詳しいんですねぇ」
「あ、私、占いとか好きだから…。あっ!薗部先生!」
「何だい、野々口君?」
「愛屋君の所のにゃんこちゃんが愛屋君に何か伝えに来たみたいなんですー!」
「ん?そうなのか、猫?」
薗部猫呼びして来たにゃ…。
「にゃ、にゃあおぅ!」
「オーケー!なら愛屋君、さっさと猫から預かった要件済ませてそれから勉強会に戻って来なさい」
「あっ、はい!分かりました!ではちょっと行って来ます!」
動物に優しい学校。ってかさっきの僕が返事したら薗部普通に「オーケー!」とか頷いてたけど猫の言葉分かったのかにゃ?おかしくね?まぁでも何やかんや季優を連れ出す事が出来たから良いにゃ、皆さんお騒がせしましたにゃ!
僕は季優の膝から飛び降りて床に足を着くと誘導するように先を走った。待ってろ渡辺今戻るにゃ〜!
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