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奏汰の秘密
遥香の家に転がり込んで数日が経ち、とりあえずバイトしながら過去に関わった女に連絡して何とか泊まる場所を探しているが、家を失って無一文の俺を受け入れてくれるような寛大な女はそういなかった。
だけどずっ遥香に世話になる訳にも行かず、今日こそはと思い半ば無理やり女の家に転がり込む予定が結局上手くいかず、仕方なく遥香の家に帰ってくると、まだ帰ってないのか玄関の鍵が閉まっていた。
「ん?今日は遅いのかな…」
特に連絡する事も無く戻って来てしまったし、遥香にだって予定くらいあるだろうと、貰ってた合鍵を差し込み扉を開けると、遥香の靴が綺麗に揃えて置いてある。
一人暮らしの防犯上、帰ってきて鍵閉めとくのも普通だろうから、特に疑問に思う事も無くのんびりとリビングに向かうと、隣の寝室から何やら喘ぎ声がみたいなのが聞こえてきた。
女でも連れ込んでんのか?と興味本位で襖をちょこっと開けて覗いてみると、そこには遥香が一人…
良く良く見ればイヤフォンで耳を塞ぎ、動画を見ながら一人でシてる最中だった。
流石にこれは気まずくて直ぐに部屋を出ようと思ったのに、見たこともない遥香の姿に目が離せなくて、俺はその場から動けなくなってしまった。
見ちゃダメだって思いながらも、その先を期待する俺もいて、必死にソレを動かしながら時に甘い声を漏らす遥香に欲情するとか有り得ないと思いながらも、とうとう俺の目の前で達した遥香に息を飲んだんだ。
バレたらヤバいと思いながらも高揚感でいっぱいで、気持ちの整理もつかないままに興奮しながら急いで部屋を出るとこのままじゃいられなくて、とりあえず近場の満喫に入って部屋を確保し、何故か治まりの効かなくなってる自身のモノに手を伸ばした。
なんで…俺、遥で…っ、
…あぁっ、ヤバいっ…あっ!イク…ッ///
満喫の狭い空間で独り…
呆気なく手の中に吐き出された白濁を眺め、俺は深いため息をついた。
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