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「や、やります。やりたいです、クラス委員」
「えー、わたしやりたかったのに。ってかクラス委員やってマックと仲良くなったら、ちょっと好き勝手してもおまけしてもらえそうじゃん」
「なんだその理由は。じゃあ、じゃんけんだ。ほら、緋山と橘。後出しはするなよ、はい、いくぞー」
突然のじゃんけんに、慌てて立ち上がる。みんなの注目がわたしと橘さんに……あぁ、駄目。めまいがしそう。マック先生の声に合わせて、ぐーを作り、そして――。
「ぽん!おっ」
「やったあ」と橘さんが歓喜の声を上げる。苦笑する白井君に、わたしはぎこちない笑顔で「ごめんなさい」と返すしか出来なかった。
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