10人が本棚に入れています
本棚に追加
すると不思議に思った町衆が、火の見やぐらに昇ってきた。
黒トンボは一旦、その陰に隠れてから、低空飛行で火の見やぐらを離れた。
その頃、町衆から連絡を受けた火消し隊が出動して来た。
黒トンボは、例の山へと戻って行った。
「このトンボは、あの火事が起きる事を知っていたのかも‥‥。だからオレを、この時代に連れてきたとしたら‥‥?」
黒トンボは、どんどん飛び出してきた山へと戻って行った。
キモトは、見納めとなる江戸の街に対して、振り向きながらウィンクした。
黒トンボは、さっきの縦穴から中に入った。
最初のコメントを投稿しよう!