Remote ***【溺れる獣と甘い罠】番外編(4)

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  付き合ってからというもの、長瀬の方が先に気持ちを声にしてくれるから、いつも甘えてしまうけど。 私だって、離れている間……寂しいと思ったのは一度や二度じゃない。 二人でゆっくり食事とお酒を楽しんで、何でもないことを話していた夜が、恋しくて。 自分一人で好きに暮らせる今の生活に、不満があるわけじゃない。 でもやっぱり、ふとした瞬間に、ここにいない長瀬を想ってしまう。 ……私の方も、いい加減、限界だったのかもしれないな。 そんなことを考えながら、想像する。 長瀬と、一緒に暮らすのなら……。 「……二人でゆっくり晩酌できる部屋がいいな」 今、とても欲している時間を満喫できるような空間が、私たちにはぴったりだと思うんだ。 .
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