Remote ***【溺れる獣と甘い罠】番外編(4)

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  『ふっ』 「ん?」 画面越しに、長瀬がふき出した気配がした。 妄想に浸っていた私を見て、長瀬はくつくつ笑っていた。 『そんなに楽しみか? ベランダ飲み』 「えっ!?」 な、なんでバレたの!? もしかして口に出てた!? 焦る私に、長瀬は笑いながら言う。 『めちゃくちゃ顔に出てた。いろいろ、想像してたんだろ?』 「……うん……」 主にベランダ晩酌の妄想をね……。 見透かされたのもそうだけれど、己の単純さがまるっとバレていて恥ずかしい。 .
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