Remote ***【溺れる獣と甘い罠】番外編(4)

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  自然とうつむいてた私の前の、画面の中で。 ふーっ、と息を吐きながら長瀬が言う。 『ミオ不足。完全に』 「っ……」 思わず顔を上げると、長瀬はテーブルに突っ伏した状態で、目線だけ上げてこっちを見ていた。 画面越しの、私を、まっすぐ。 ……そんな目で、見ないで欲しい。 これだけ一緒にいたら、わかってしまう。 その目が何を伝えているか。 『ミオは?』 「……え?」 『ミオは、違う?』 長瀬の、細められた目に心を見透かされた気がして、思わずそらしてしまう。 ドキドキして、苦しい。 傍に、触れられるほどの距離にいなくても、こんな風になってしまうのは……長瀬の、せいだ。 「っ……私、だって……」 『ん?』 「私も、恭に、触れたいよ……?」 .
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