Remote ***【溺れる獣と甘い罠】番外編(4)

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  ああもう、恥ずかしい。 恥ずかしくて死にそう。 でも。 嘘じゃ、ないから。 画面越しだからという理由で、つい素直になってしまった。 会いたい。 会って、触れたい。 ぎゅっと抱きしめあって、体全部で長瀬の体温を感じたい。 はしたなくもそう思ってしまうのは、長瀬に落ちてしまったからだ。 照れ隠しにビールを飲み干し、少しだけ拗ねたような気分で画面をちらっと見る、と。 はあー、と大きな大きなため息が聞こえた。 『ああもう……お前はほんっと……』 「……何?」 頭を抱えた長瀬の顔が、不意に、あの獣の目に変わった。 『ミオ、今すぐ抱きたい』 「っ!?」 ぐっ、と息を飲んだ私に、畳み掛けるように長瀬は続ける。 .
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