このみちゃんが死んじゃう!

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このみちゃんが死んじゃう!

「イヤ! イヤだってば!」  阿久津先輩は手に何か黒くて太いものが握られている。それがこのみちゃんのお尻に突き立てられているようだった。 「さあ、力を抜け! 大丈夫だ、オレに任せて。オマエのマンコはそんなにヤワじゃないだろ!」 「イヤ! 破れちゃう! キャッ! 痛い、ダメダメダメ! はあっ!」  このみちゃんが鏡に手を当てたままのけ反った。後ろから突かれた勢いで頬が鏡に当たり押しつけられる。いつものあどけない童顔が歪んでいる。 「ぐわっ……、うっ……。は、入っちゃっ!」  マジックミラーがグワンと(たわ)んだ。私のいる狭い空間を満たす空気もグワンと唸った。 「ほら、オレの言ったとおりだろ?」 「ああ……、きつい……。げ、限界……」  このみちゃんがだらしなく口を開き恍惚としている。視線が定まってない。 「Lサイズだからなあ……。コイツ見たとき、このみならゼッタイ入るって確信した。で、どうだ? 気持ちいいか?」  大鏡に両手を当てたまま首をガクリと落とすこのみちゃん。前髪が滝のように垂れて顔の表情が見えない。苦痛に耐えているのだろうか、快感をかみしめているのだろうか。どっちだろう? 私にはわからない。 「よし、スイッチ入れるぞ……」  阿久津先輩が悪魔的な微笑を浮かべたとき、マジックミラー越しに私と目があった気がした。そんなはずはないのに私は慌てて視線を逸らせる。  グワーン。不気味な振動音。 「あっ、イヤ!」  このみちゃんは小さなからだを震わせながら床にガクンと膝を落とした。両手を絡ませ祈るような格好で鏡にもたれかかって来たかと思うと、嬌声を絞り出しながら腰を振りだした。 「ああっ、ダメダメ! はあ、はあ、はあ、イっちゃうよ、イっちゃう! ダメ! 大きすぎぃー!」  腰のふりがますます激しくなる。狂ってる……。このみちゃんは狂ってしまったのだ!
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