性感開発最終段階

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 オイルが垂らされる。その最初の一滴が足の裏に落ちた時、快感の波紋が広がった。どんどん広がり、どこまでも広がり、それが第一波となり全身を駆け巡った。 「‥‥‥っ! ‥‥‥んっ!」  私は思わず腰を反り返らせ、お尻の穴をきゅっと絞める。それに膣口が反応し、ひきつったように痙攣する。膣がすでにたっぷりと潤いを帯びているのを感じた。足の裏の刺激がどのようにして膣までで伝ってくるのか不思議でならない。  足の指と指の間をシルクのような柔らかさが何度も何度も通り抜けてゆく。それが人間の指であることが信じられないほど滑らかだ。両足の土踏まずが、まるでタオルを絞るように圧されると、濃縮され蓄積されていた疲労が緩み、分解され、躰の外にじわーっと流れ出て行くような感じがする。その心地よい刺激で内腿がもじもじとしてくる。 「サキさん、とってもいいわ。貞利博士の鍼が効いているみたい。じゃ、ここはどうかしら?」  お母さまは私の脚を少し広げ、膝裏からわずかに内股へずれた部分を左右同時に押した。 「ふっ……、ああっ!」  途端に内股の神経回路を微電流が暴走し、膣の奥の方にパチーンと火花を上げて衝突した。 「はあーん!」  甲高い声が漏れた。腰がくの字に浮き上がりそのままピクピク痙攣した。喘ぎ声が漏れる口を塞ぎたかったが、U字型の枕に顔を突っ込んでいたから不可能だ。お尻はお母様に突き出した姿勢でブルブルと震えている。  ──なんてはしたない格好をしているんだろう! お尻を突き出すなんて。それもジュンくんのお母さまの前で……。  私は自分を嫌悪した。でも、どうしようもない。膣壁の痙攣が骨盤全体に広がり、突き出したお尻を引っ込めることなんて到底不可能に思えたのだった。
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