性感開発最終段階

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 ジュンくんの勃起を頬擦りした。頬に擦り付けるたびにジュンくんのモノは弾けそうなほど膨らみ、グワングワンと根元から(なび)いた。黒い血管がさらなる欲望を流し込んで(たくま)しくそそり立つ! これこそ男の理想と言わんばかりに反り返る! 「ああ、ジュンくん、嬉しい。はあっ! これなの。んんあっ! 欲しいんです。これを、これを下さい……」  ヒクヒク泣きじゃくりながら私は哀訴する。潤んだ瞳で彼を見上げ、可哀想な私を救って欲しいと懇願する。私は血の池に落ちた罪人。あなたはお釈迦様。救って欲しい。切ない思いが胸の中で沸騰している。これで‥‥、この逞しいもので私の欠落を埋めてほしい! 満たしてほしい!  お母さまと愛理がマッサージを中止し、ベッドの脇から退く。それでも私の躰の痙攣は続いていた。ジュンくんの息がかかるだけでも子宮が震え、トクッ、トクツと膣が水音を立てながら痙攣していた。  もうこれ以上耐えられなかった。だから……、 「うっ! サ、サキ!」  彼のモノを口に押し込んだ。それは本来(くわ)えるものではないことは知っている。長さから言っても、太さから言っても、とても私の小さな口に入るような代物でないことは知っている。でも、咥えるということ以外に方法を思い浮かべられなかったのだ。  もっと奥まで欲しい。喉の奥の方へ。私の中心にまで届くように。
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