7分の1エッチ

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「ごめんね。私‥‥‥何も知らなくて‥‥‥」 「大丈夫だから。このまま射精してもよかったんだけど、今日、オレ、どうしてもキミの中に出したくて‥‥‥」  愛撫を続けているうちに私は彼が喜ぶ箇所をふたつ見つけた。一つ目は、キノコ坊やの帽子のすぐ下。フェザータッチで擦ってあげると、彼、「ダメダメ、そこは!」と絶望的な叫びをあげるのだった。  フフフ‥‥‥。男の子も「ダメダメ」なんて言うんだ。カワユイ!  興奮しすぎちゃったときは、二つ目のポイント、すなわち、二つの玉が入っている袋をさわさわといじってあげる。鎮静効果があるみたいだ。男の人の躰の秘密を知るたびに無上の喜びを感じる私。  ──エヘヘ、私ってやっぱりエッチなんだ‥‥‥。  そうか。セックスって快感を分かち合うだけじゃないんだ。相手のことをもっと知って、もっとかわいいと思って、愛おしくなれるんだ。 「サキ‥‥‥、出そうだ‥‥‥、オレ、サキの中に出したい!」  美丘が言ってたように高校生は5分が限界のようだ。「30分も奉仕させられるんだよ!」と嘆いていたのは真純。彼女は確かオジサン対象だった。健康な高校生はやっぱり5分で送ってあげるのがいいみたい。  ジュンくんが顔を歪めている。かなり切羽詰まっている。早くジュンくんの願いをかなえてあげなくちゃ。 「え? 中に出すって? それは、明日でしょ。今日は指だけって‥‥‥」 「く、(くわ)えてほしい」  ジュンくんは腰を激しく揺すりながら言う。今にも発射してしまいそうだ。 「え? お口で? お口でするのね?」 「早く!」 「は、はい!」  私は粘液でベトベトになったそれを口の中に押し込んだ。私は今や貞淑な妻となった。夫が望むことなら何でもやってあげる妻。ジュンくんのペニス。それがどんなにベトベト、ヌルヌルでも汚いとは思えない。それどころか、愛おしくて愛おしくてしょうがない。
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