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長いもので貫かれる
翌日の土曜日。
「も、もうダメです。堪忍してください! あうっ!」
「痛いか? 初めての時はみな痛がる。さあ、お尻の力を抜いて。そら……」
「……んん、……はあっ!」
下半身から背筋に電流が走り抜ける。刺された後グイっと深く押し込まれる。未知の痛みが脳天に突き抜ける。
「動くからだ。すべてを私に任せて辛抱しなさい。すぐ終わるから」
「先生……。ああ、先生、ダメ……」
いったいどんな宿命を背負って生まれたのだろうか。先祖がどんなエッチな罪を犯したというのだろうか。親の因果が子に報い……。昨日は保健室ですっぽんぽんにされ、もてあそばれた。今日はここで……。
業界でも有名な先生だと言う。妥協も容赦もない人だとも聞いた。そんな先生にショーツ以外すべて脱ぐようにいわれうつ伏せになった。はじめは大きなバスタオルに覆われていたが、今はそれも剥がされ、ショーツもお尻の割れ目が半分見えるくらいまで降ろされている。もちろんそこはバスタオルで覆われているのだが。
「あっ! 先生、そこは……」
「深く入るぞ。覚悟して」
「ダ、ダメ! うう……」
枕に敷かれたタオルが涙を吸い込んで濡れている。痛いことは痛いが、すべてを委ねて身体から力を抜いていれば耐えられると、経験済みの友達は言っていた。しかし想像していたモノとは痛みの質が違った。想像をはるかに超えていた。考えてみれば、こんなに長いものに躰が貫かれるのだ。痛くないはずはない。
「はい、じゃ、そのまま力を抜いて、7分だけ横になっていなさい」
「は、はい……。ありがとうございます」
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