セクシーランジェリー愛好会

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 このみちゃんがフロントをつまみ、左右に揺さぶり始める。恥ずかしい毛が右から現れたり左から現れたりしている。意地悪な表情が童顔にいっぱいに広がっている。 「あっ!」  大きな声が漏れてしまった。だって、だって……、(さや)がまくれ上がってとうとうクリ……、クリト……、リス?  それが、剥かれて、しまった、か、ら……。……っ! 「サキって、クリちゃん、とてもいい感じよ」 「いや、見ないで。も、もう終わりましょう。このみちゃんももう充分に見たでしょう?」  私は両脚をX形にし手を当て、羞恥の源を隠そうとする。でも、このみちゃんが私の両手をお臍あたりに押さえつけ、じろじろ見ている。その視線は熱さえ帯び、私のそこをあきれるほど突いてくる。このみちゃんの力は弱いから、手を引き抜いて恥ずかしい部分を隠そうと思えばいくらでも可能だ。でも私はそれを敢えてしないでいる。本心ではこのみちゃんに見られたがっている私を発見する。  ベッドに押され、私は股を広げた恥ずかしい格好で布団に尻もちをつく。マットレスに躰が弾む。グイっとさらに膝が広げられる。M字開脚の中心にこのみちゃんの頭が差し込まれるのが、ベッドの対面の広い鏡に映っている。  このみちゃんの部屋は洋間で、広さにしてだいたい8畳くらいあるのだそうだ。そこに一面大型鏡が貼られた壁を設置して3対1くらいに仕切り分けられている。こちら側の広い空間にはベッド、机、ワードローブ、ファンシーケースなど普段必要なものが置かれている。ベッド上での出来事はすべて大型鏡に映し出される。    向こうの空間にはまだ入ったことがない。「趣味の部屋なの、へへへ……」と言ってこのみちゃんは見せてくれない。大鏡の脇のドアにはいつも鍵がかかっているようだ。あまりプライベートを明かさないこのみちゃんのことだから、きっと文学書やら下着やらが溢れているのだろうと想像してみた。 「こ、このみちゃん……、ダメだって……、うっ……、くくっ……」  悶える自分の姿が恥ずかしげもなく鏡に映し出される。
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