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おかしい。これも鍼治療の効果だろうか。痛くてお風呂で洗うとき以外は決して触れなかった尖端が今日はどういうわけか気持ちいい。痛痒さの水面にプツプツプツと快感の泡が弾ける。このみちゃんの指にもてあそばれればもてあそばれるほど、炭酸の泡がプツプツいきおいよく弾けてゆく。充血してパンパンに腫れあがっているのが上からヘア越しに見える。指で、そして手のひらで嬲られれば嬲られるほどますます腫れ上がり、敏感さがレベルアップしてゆく。
「サキ……、とても敏感になっている。かわいい……。もっと虐めたくなっちゃう」
いや、もう十分に虐められている。指が先端を弾くスピードがますます速くなる。鏡の中の自分が顔を真っ赤に染め目を潤ませている。すごくイヤらしい……。オンナの顔だ、と思った。
「あああ……、こ、こ、このみ……。変な感じ……。はじめ、て……、こんなの……」
「サキって、自分で慰めることないの?」
上から撫で下ろされるより、下からすくい上げられるようにして突かれるほうが気持ちいい。断続的に声が漏れる。
「だって……、痛くて……、怖くて……。でも今日は気持ちがとっても……ああ……」
「オンナの喜び感じるようになったんだね、サキも……」
このみちゃんが、大鏡に振り返る。私も鏡に目をやる。
「イヤ! 恥ずかしい!」
そう、鏡に映された私の性器。そこに私とこのみちゃんの視線が集中している。下着のクロッチが脇によけられているから、恥ずかしい部分の全貌が丸見えだ。ワレメの上にかすかに黒ずんで見えるのが貧弱なヘアの一群。その下方は赤ちゃんの頬を彷彿とさせる大陰唇。あざやかなピンク色に染まっている。
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