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離婚の決意
私が離婚の決意をしたのは、息子二人がそろって
「俺たちは大丈夫だから離婚した方がいいよ。」
「おかあさん、このままじゃ死んじゃうかもしれない。」
小5と中1の息子たちに背中を押されたからです。
うつ病で通院、リスカ、オーバードーズ。
帰宅の遅い元夫の代わりに子どもたちは眠ったふりをして見ていたのでしょうか。
ああ、リスカはばれますよね。包帯していますものね。
夜中に深くリスカしてしまって縫わなければいけない時には、起きたときに誰もいなくて心配してはいけないと、長男を起こして出かけることを言いましたしね。
「俺たちが一緒に行くとお母さん大変だからお父さんと暮らすよ。」
「その代わりいつでも会えるように近くに引っ越して。」
「後、苗字が変わると寂しいから俺たちが学校出るまではそのままの苗字でいて。」
精神的に、もうボロボロだった私は子供に甘え、そして、子供を置いて家を出ました。
もちろん、子供が出した条件は守って。それでも寂しい思いをさせたと思っています。
結構頻繁に土日には会っていました。私がシフトの仕事に代わるまでは。
それが子供と離れた理由です。
自分勝手で何とも情けない母親です。
いまや30歳を越した息子たちに、
「あの時は本当にごめんね。」
と、何度謝ったかしれません。
息子たちから攻められたことはありません。
私が謝ると
「もう、そのことはいいから。」
いつもそうやって、話を終わりにします。
優しい息子たちに感謝と、お詫びの気持ちを込めて。
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