プロローグ

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プロローグ

 私にとっての初恋って、いつだっけ? 幼稚園の時の同級生だったかなあ? そもそも、あれは恋だったのか? 本気で人を好きになったのは…… やっぱり、中学の時の1つ上の先輩だったかなあ? でも、【初恋】とは……儚く 告白すら出来ないまま、終わってしまった。 それから、幾度となく出会いと別れを繰り返し、 近寄ってくるのは、なぜかダメ男ばかり…… 騙されてお金を取られたり、 知らずに何股もかけられていたり、 親や友達には、「男を見る目がないなあ〜」と言われた。 自分でもそう思った。 ただ、純粋に恋がしたいだけなのに…… だから、恋に少し臆病になって、 気が付けば、まともな恋愛をしないまま 学生生活が終わってしまった。 そして、いよいよ就職 ──あ〜恋した〜い! 誰か! 私と恋愛をしてくださ〜い! 絶対、自分からなんて、言えないけど……
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