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「じゃあ、とっておきの  ワインを出すとするか」 明るい声を弾みにして ワインセラーを開けた。 取り出した一本は、 (裕樹の好きなラベル) 先月デパートで買ったもの、 二人で夜明かしで呑もうと 大切にとってあったもの…。 グラスを取って テーブルへ… 「あ…ああ…」 テーブルには 鈴子の好きなオードブルが 97285b68-2173-4937-90e2-25143ab8c8c5 並んでいて 優子の背がせつない       ……直樹だった。
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