第二話『オレンジのセカイ…緑のセカイ…』

1/1

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ

第二話『オレンジのセカイ…緑のセカイ…』

「ん?ここどこ…?あ!みんなは!?あ、いた…よかった…って起こさないと!」「みんな〜〜!!起きて〜〜!」「羽音…?うるさいんだけど…」「うるさいって…今は緊急事態よ!!」「どういうこと〜?」「だから!ここがどこかわからないんだって!」「は!?」「私達…あのボタンを押してここに来ちゃったってことだよね…」「そういうことになるね…」「確か…オレンジ色のボタンを押したっけ?」「そうそう。」「それにしても…太陽めっちゃあたるんだけど」「それな…でも暑いっていうよりかは…気持ちいいみたいな」「うんうん!日向ぼっこ日和だよ〜!」「つまり…あのボタンを押したら、こういうラッキーなセカイに行けるっていうこと?」「まぁ、まだ一つのボタンしか押してないからわからないけど…その可能性が高いね」 ーー数分後ーー 「ねぇ、お散歩しない?」「なんで?」「だって、こんないい感じに日光があたる場所なんてないじゃん?せっかくなら〜っと思って」「まぁ、いいんじゃない?」「ずっとゴロゴロしてるのもいいけどねw」「それじゃあ、行こっか!」「うん!」 トコトコトコ👣 「ねぇ、思ったけどさ…このまま一生元のセカイに戻れないのかな…」「確かに…それはそれで嫌だな…」「うん…家族や友達…みんなに会いたいよ…!」 ーーその瞬間ーー ピカー⚡ 「ん?」「まぶし!」「♬まぶしっし!♬ってやつだねw」「wwwって、それどころじゃないってば!」「どうするの?」「とにかく…進んでみるしかない!!」「大丈夫かな…?」「大丈夫だよ!きっと!みんながいるし!」「それ…ボタン押す前にも言って…結局こんな事態に…」「まあまあ!今回は大丈夫だって!」「まぁ、行ってみる以外に戻れそうな方法ないしね。」「そうだね…じゃあ行くか!!」 タッタッタ👣 「うわ〜〜〜〜!!!!」 ドテッ! 「痛てて…」「あれは夢じゃ…ないよね?」「うん…!きっと…!」「まぁ、うちらが全員同じ夢を見てなければ。だけどね」「www」「ねえさ!さっき、あんないいセカイに行けたんだよ!もう一回押してみようよ!」「まぁ、あの謎の光に入れば、戻れるってこと分かったし…」「でしょでしょ!他の色のボタンも押してみたいし〜!」「はぁ。しょうがないわね」「じゃあ、もう一回行こっか!」「じゃあ、次は緑のボタンを!」 ポチッ🟢 「うわ〜〜〜〜!!!!」 ドテッ 「次はどこどこ〜?」「はぁ。愛華ははしゃぎ始めると止まらないからね…」「大変なことになった…」「ちょっと〜!みんな、おいてくよ!行こ行こ!」トコトコトコ👣 「ここは…草原?まわりは…森と山?それ以外なにもない…?」「そうだね…」「チェー!つまらないの!」「まぁまぁ。また、お散歩でも…」「キャーーー!!」「何!?」「虫が!!虫がいるのよ!!」「そんなことどうでも…ってなにこれ!?」「これは…スズメバチ?」「スズメバチって…やばいやつじゃん!!逃げよ!」「うん!」「待って、これは逃げちゃダメなやつだよ!」「は!?逃げなかったら、殺されるよ!?」「だから!いつもどおりにしておけば、そのうちこいつは仲間だな〜っつて逃げてくよ!」「そうなの!?じゃあ、信じるよ!」「私も!信じてるからね!」 数分後… 「あ…ガチで逃げていった…」「じゃあ、安心して、進めるね!」「でも、まだ虫がいる可能性があるし、そこは気をつけて。」 そこからは、ちょこちょこ虫がでてきたりもしたが、みんなで協力し、またあの光が現れた。 「あ〜、もう終わりか〜」「虫は嫌だったけど、なんだかんだ楽しかったしねw」「じゃあ、戻ろっか!」「うん!」「うわ〜〜〜〜!!!!」 ドテッ「楽しかったね〜!じゃあ、次は赤ボタンを!」「え!?もう一回って、さっき…!」「でもでも〜!楽しかったし〜!」「せーのっ」 ポチッ🔴 ーー第二話完結ーー第三話へ続くーー
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加