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第五話『死のセカイへ?』
ドテッ
「ん〜!どこどこ〜?って暗っ!みんなどこ〜!?」「ここだって!」「全然、見えないんだけど〜!」「あ…!スマホ!」「え…!?」「たぶん…ご飯食べながらスマホ触ってたから…」「じゃあ、とりま電話する??」「ダメでしょ!せっかくなら楽しまなくちゃ!」「は!?真っ暗だし…いくらなんでも危険でしょ!」「あの…そもそもここ圏外みたいで…」「え…!?マジかよ…」「でも…ライトは使えるし!それで前に進もう!」「そうだね…!」
ピカ−🔦
「で…ここは?」「トンネルか…なにかじゃない?」「トンネルとか…怖…」「でも…行く以外の選択肢ないでしょ…!」「まあね…」「じゃあ、行くしかないってわけね〜。」「うん…」「よし!こんな、グダグダしてても無駄でしょ!行こう!」「う、うん…!」
トコトコトコ👣
「やっぱ、怖いって〜!」「こんなん、無理だよ〜。星河、助けて〜」「はぁ。はい。✋」「ん?なにそれ?」「だから…🤝」「え?」「こ、これで怖くないでしょ…」「(・∀・)ニヤニヤ」」
ーーそうして数分後ーー
「後、もう少しなはず…!」「うん!頑張ろ!」
トコトコトコ👣
ーーすると…!ーー
バッ👴
「え?」「ここから先は死のセカイ。行くも行かぬも自由じゃ。どうなってもわしは知らんがな。」
バッ👴
「え?」「は?」「誰…?」「確か…『死のセカイ』とか言ってたよね…」「どうするの…?」「とりま、ここで作戦会議しよ…!」「うん…!そうだね!」
ーーしかしーー
「・・・」(この空気どうするの〜!?)
ーーそれから数分…私達は無言だったーー
「ねえ…!思ったんだけどさ…あのおじさんはなんで私達が見えたの…?」「確かに…」「てか、そもそも…あのおじさんはこの先が死のセカイだなんてわかったの?」「確かに…」「それとも…私達の幻覚?」「あ〜!それはありえる!」「てか、星河さっきがら無言だけどどうした?」「え?いやただ…色々考えてただけ…」「そっか!」「で、どうするの?」「もう、行くしかないんじゃね?」「まぁ、他にここから出る方法ないしね…」「うん…!うちらなら行けるよ…絶対に!!」
トコトコトコ👣
「ガチで気味悪い…」「さっきまでも普通に怖かったけど…あのおじさんのせいで余計に怖いんですけど!」「あれ?みんな、これ…!」「これは…ノート??」「ちょっと見てみよう…!」
ペラッ📖
「えーっと…『太陽のセカイ』『自然のセカイ』『炎のセカイ』『氷のセカイ』『遊園地のセカイ』…その他色々『〇〇セカイ』のような形で書いてあるよ…」「太陽…自然…炎…氷…遊園地…あ!!うちらが今まで行ったセカイじゃない!?」「あ〜!確かに…!!」「この字的に…子供??」「そうっぽいね…」「じゃあ、もしかして…この機械は子供が作ったの…?」「いくらなんでも、それは不可能じゃない…?」「まぁ、そうだよね〜」「あ…!そのノートに『死のセカイ』って書いてない??」「急になんで??」「だってさ…あのおじさん『死のセカイ』って言ってたでしょ?もし、それが書いてあったら…あのおじさんが作ったってことじゃないの??」「あ〜、なるほどね…ちょっと探してみる…!」
ペラペラペラ📖📖📖
「う〜ん…なさそう…」「流石にないか…」「じゃあ…あのおじさんはこの機械を触った人で…紫に行ってみたら…死んじゃって…幽霊の姿から私達に警告をした…とか?」「あ〜!それもありえる…」「ねえ!もう、その話…やめない?」「え?うちらは早く帰りたいからこのノートを元にして考察を…」「もう、気味悪いし…早く行っちゃわない?そっちのほうが早く帰れる気がするし…」「…そっか!そうだよね!」(星河の様子がおかしい…?まぁ、気のせいだとは思うけれど…)
トコトコトコ👣
「…」(はぁ。みんな、無言か…まぁ、こんな状況だししょうがないっちゃしょうがないんだけどね…)「ねぇ、やっぱりさっきのおじさんおかしいよ。」「それな。私も思った…」「なんか…幻覚じゃない…現実セカイに…あのおじさんはいるのかも…」「あのさ…あのノート続きがあるらしくて…見てみない?」「う、うん…!」「そうだね…このままただ歩いているだけじゃ…現実セカイに戻った時に、モヤモヤが残っちゃうもんね!」「うん…!」
ペラッ📖
「えーっと…ん?これは…あのサイコロの設計図?」「っぽいね…めちゃクソ似てるし…」「(泣)」
ーー第五話完結ーー第六話へ続くーー
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