最終話『秘密のセカイを通して…』

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最終話『秘密のセカイを通して…』

「っていうことがあったんだ…」 「星河にそんな過去が…」「素直になれないだけなのに、私の人生はいつもうまくいかない。きっとあなた達だって…」「そんなことないよ!星河は素直じゃないかも知れないけれど…私達は星河の事を信じてるから…!」 「…でも…静思さんはもういない。」 「え…?」 「あんなことがあって数日後近所の人がこう言ってたんだ…『あのおじさん、自殺したんだってねー』『怖いねー』って。」 「…」「正直、私のせいなの。あの時…おじさんが急にでてきたでしょ?あれは…静思さんで…静思さんのノートとかそういうの見てたら…思い出しちゃって…」「じゃあ、星河は最初からあの正体がわかってたの?」「ううん。そんなことないんだ…。あの時のことは全部忘れてた…つもりだったから」「そっか…で、これで思い出しちゃったってわけか…」「うん…」「で、でも…星河は素直になれなかっただけだもん…これからも親友として…」「無理だよ…!!」「…それは…星河が静思さんを自殺に導いたから…?」「それもあるけど…どうせ、あなた達も私が素直じゃないのに呆れて、離れてくんだよ…!そんなの嫌…だから今のうちに離れよう…!」「嫌…だよ!!」「私だってそうだよ…!!だからこそ!飽きる前に別れよう。あ、もちろん…あなた達5人は…別れないでいいからね(泣)」「星河…!(泣)」「嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!!!」「私だって…私だって嫌だもん(泣)」「(泣)(泣)(泣)」「星河…私達は星河を信じてるって言ったでしょ?(泣)それは本当だから…(泣)これからも…一緒にいてほしい…(泣)」 「そんなこと言われちゃ、断れないじゃんw(泣)ん?あ…!」 「おやおや、邪魔して悪かったねぇ」「せ、静思さん…!?」「お、わしの名を覚えてくださってたのか」「忘れるわけないじゃん…!」「悪かったが…さっきの話…全部聞いてしまってのぅ」「え…?」「星河ちゃんが元々素直じゃないのは知ってたけど…ここまでとはねぇ」「ごめんなさい…(泣)」「…さっきの話の訂正なんだけど…わしは自殺はしてない…ただの病死じゃ。」「え…?」「そのご近所さんは別の人の話をしていたのじゃろう」「え…?私のせいじゃなかったの…?」「そういうことじゃ」「静思さん…ありがとうございました(*^^*)(泣)」「こちらこそ(泣)」 サー👴「あ、消えてった…」「(泣)(泣)」「星河…」「…よし!切り替えていかないとね…!」「星河…今ぐらいは強がらなくていいと思うよ…」「………ウエーン(泣)(泣)」 ーー数分後ーー 「みんな…ありがとう」「急に何?星河らしくないなぁ〜」「みんなが私のことを信じてるって言ってくれてすごく嬉しかった…」「私も。星河が大事な親友!ってことが再確認できたし!!」「…みんな…」 「じゃあ、これからも6人で一つ!!ってことで!!」 これにて、このサイコロ型機械の正体がわかりました。 星河も少し素直になったとか…?   この6人はいつまでも親友なのでした。 ーー最終話完結ーー最後までありがとうございました!ーー
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