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「さっそくですが、昨日の話の事を教えて頂けませんか?」
俺がそう言うと、又六さんは立ち上がり何かを取りにいった。
「こいつは何か分かるか?」
「何ですか?これは?」
又六さんが炊事場のほうから持ってきた物は、白い丸い小さな玉のような物だった。又六さんは片手にその小さな玉を7個ほど持ちながら、さらに言葉を続けた。
「これ一つ手の平に乗せてみろ」
又六さんはそのうちの一つの玉を俺の手の平に乗せてきた。
「暖かい。これ凄く暖かいですね!!」
その小さな玉を手の平に乗せた途端に凄い暖かさを感じた。こんな物今まで見たことも聞いたこともない不思議な物体だった。
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