325人が本棚に入れています
本棚に追加
『あ、ありがとう』
『ね、聞いた?今度の社内の飲み会、高木君に山科君、本田係長が来るんだって!イケメン揃いでしょ?どうやって接近しようか思案中なんだ』
『ダメだよ~あの3人にはちゃんとした相手がいるんだから。しかもみんなお嬢様ばっかりだし、目をつけられたら怖いよ。止めた方がいいよ』
『さすが美冬、いちいち清純だよね。だからモテるんだけどね』
『モテないよ、別に』
『十分モテモテだから。そうだ!今度はちゃんと彼に会わせてよ。本物の超イケメン御曹司を目の前で見られるなんて、そんな機会なかなかないんだからね。絶対だよ、楽しみにしてる』
『う、うん。そうだね』
『美冬はいいなぁ。私もセフレ生活、そろそろ辞めて結婚した方がいいのかなぁ。でもまだまだ遊びたいしな』
翔子はそう言って、カップにほんの少し残っていたコーヒーを飲み干した。
最初のコメントを投稿しよう!