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いやいや、たしかに寝かせてくれなかったのは事実だけど、もう朝の10時半だからね。さすがに、睡眠時間は取れている。
淳之介に心配をかけたくなくて、ベッドでの事だと匂わせただけなんだけどね。
でも、今の目眩はなに?
ちょっと起き上がるのが怖い…
結局その日はお昼過ぎまで二度寝さてもらった。
二度目に起きた時はスッキリしていて、朝食に作ってくれていたフレンチトーストも美味しく食べることが出来た。
やっぱり淳之介のせいだったんだ!
と、落ち込んでいる淳之介には言わなかったけれど、心の中ではボヤいていた。
そして残念なことに、せっかく真面目な話をしようと思っていたのに、シュンとしている淳之介を前にして、そんな展開にはなれなかった。
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