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「…………あれ?」
「まぁ! 環先生……」
「遅れてるのね?」
「え、あれ?
……1.2.3…1週間? え?
今まで遅れたことないのに…」
いやいやいや、ありえない…
だって淳之介はいつもちゃんと避妊してくれている。
「……あの、ちょっと体調不良かな?
……ストレス?」
「そういう可能性ももちろんあるけど、そうじゃない可能性もあるんでしょ?」
「ちょっと環先生?
避妊ってね、完璧はないのよ?
100%ではないの」
「え」
うそっ!
付けててもダメなの?
私の顔はとても読み取りやすかったのだろう。
「うん。大西先生の言う通りなの。
完璧な避妊ってないのよ。
その……例えばちゃんと付けていても、小さな穴はあるかもしれないし…つけ間違いとか…ね」
メグちゃんが少し顔を赤らめながら説明してくれる。
そんなこと、考えたことなかった……
え? 出来たの?
赤ちゃん、出来たの?
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