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さて、今回のお題はジェンダー的な視点ですね。
主人公の神父君はチェリー君で、未成年者で、禁欲的な考え方をしているのが、お話の前提です。
マモンという悪魔が挑戦してくるのですが、彼はマチスモ(男性優位主義・・中南米に多い)、ミソジニー(女性嫌悪)かと思われる発言をして、
めちゃくちゃ、主人公をあおるのです。
台詞を引用したいけど、著作権侵害でだめですよね・・・
ジェンダー的な視点で、これらの台詞は勉強になりまっせ。
一貫して悪魔のマモンは女と男という二項対立で、主人公に「男として、戦え」とせまります。
悪魔のマモンはテストステロンの権化であり、<男とはどのような行動をするべきか>を闘いの間、吐き続けるのです。
マモンはたぶん筋トレ信奉者と思いますが、ルックスはスマートでかっこいいイケメン眼鏡のスーツ男子です。
もし、悪ガキが女性に対して、差別発言をしたら、「お前は悪魔だ!!」
と言い返すのもあり?
ああ、これは今問題になっている、宗教問題にも抵触するので控えておきます。
筋肉の探求については、別の<筋肉島>という漫画連載があるので、それをご参考にしてください。(これはこれで・・オモシロイです)
悪魔的な論理でいえば、恋愛もオキシトキシン、エンドルフィン作用とかいうのでしょうか。
ドキドキ・・心拍数上がって、赤くなって、血流量が増えたってね。
主人公は思春期・青年期の真っただ中の人ですから、
男としてのジェンダーアイデンティティーも確立しているわけではない。
体格も小柄そうで、中学生のような、まだ成長途上のようなキャラクターです。
人を愛するとは、なんぞやと哲学的に悩む。
揺らぐわけですわ。それは当然です。
これを読んでいる未成年者も揺らぎ、作品に没入して共感するのでしょう。
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