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美人薄命の続き
愛人の李億は好きでも何でもなかったかも。
ただ、頭が良くて美人で弁の立つ彼女は、いろいろな所で目立つ存在なのは明らかです。
まあ、本妻さんは面白くないのは当然ですよね。
妓楼の女に負けるなんて・・!!
間に立った李億は、本妻を選びます。
本妻さんは李億より、実家の力が強い、出世の影響力を持つ家の娘だったかもしれません。
結局は妓楼の女はどんなに、美人で教養があっても、「使い捨て消耗品人材」なのを嫌と言うほど思いさらされたと思います。
魚さんは世の無常を感じて、尼さんになるわけですが・・・・
妓楼に戻るのはプライドが許さなかったのでしょう。
それに、年齢がいけば容姿が落ちる、その末路も十分わかっていたはずです。
次の人生の選択が、尼さんになるっていうところも・・凄いですね。
神仏に仕えるのは「男断ち」をするわけですから。
美人だったので、きっと噂になるほどの美しい尼さんだったのでしょうね。
美人の尼さん・・周囲の男がそれなりに群がったと思います。
特異な漢詩の才能を持ち、長安の有名人と付き合うわけですからね。
そこで・・
本当に好きな相手が、愛する人がいたのでしょうか。
彼女の人生ではじめての激烈な愛情を向ける相手が・・
相手の男性は「尼さんだから色恋沙汰はない」という前提で、おつきあいしていたのかもしれません。
でも、魚さんは、本当にその男性を自分のものにしたいという激しい感情をいだいたのでしょう。
それが、愛情なのかどうかわかりませんが・・
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