土地の因縁

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土地の因縁

さて、本題に入りましょう。 著者の土地探しの話ですが、通常のアプローチとはかなり異なります。 建物の気・・つまり著者の感なのですが マンションの階数によっても空気の重さ、圧迫感が異なると書いています。 空気の重さと表現されていますが、モデルルームだけで決めたり、図面だけではわからない。 その部屋に入った第一印象、そして建物の周辺、 著者は、雨の日に下見に行けと書いてあります。 それから著者は土地の来歴を丹念に調べます。 古戦場や神社・寺の跡地とか遊郭とか・・いわくのある土地とか。 あと、道路、または地図上で霊的なラインが引かれている場合もあるようです。 次にその土地の神社の管轄がどの神社なのか・・著者は不動産屋に聞いたのですが、 個人でやる場合は、都道府県にある神社庁に電話で問い合わせすると教えてくれます。 余談ですが、初詣は氏子神社にご挨拶に行った方がいいと思います。 自分の住んでいる土地の神様ですからね。 著者は、そこで産土神社が自分と相性の悪い神社であることがわかり、 神様にきちんと礼をつくすため、出張ご祈祷を手配します (個人の部屋で、地鎮祭をやるようなものです) それで、神様も納得してくれたようで、ぞの神社でおみくじを引くと大吉だったのです。 最後に在宅怪談という章があるのですが、 ものすごく美形男子の狩衣平安時代の怪異と遭遇したのも、すごいです。 怪異もまがまがしいものから、美形がいるのですね。 しかし、2日間高熱を出して寝込んだと書いてありますから、ものすごい怪異だったのでしょう。 他にも、コワイ事例を挙げています。 著者の実体験なので・・凄いとしか言いようがないです。
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