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死生観を考える
がん研究会有明病院
腫瘍精神科部長 清水研先生の著書
「もし1年後、この世にいないとしたら」
その他、がん患者の心の問題について、扱っている著書があります。
以下記述は、下記の番組からです。
2024年2月11日NHK総合
ヒューマニエンス 「死の迎え方 ヒトの穏やかな死とは」
清水先生はがん患者の心のケアや、カウンセリングを行っている先生。
「死と向き合うことは、心を成長させる一面がある」
がんという体験をされると、その方は非常に大きくもがき苦しむ。
そのなかで心の変化が生じるが
PTG 心的外傷後成長
がん患者は
容態の悪化・治療の断念・死の恐怖・将来の不安を考え、がんが自分の人生に何をもたらすのか考えるようになる。
がん告知後、」うつ状態になったり、自殺が多くなるなど報告されているが
専門的心のケアが必要になってくる。
しかし、苦しみの中から新たな人生観が、生まれてくることがある。
がん体験、後新しい人生観・五つの変化
<人生に対する感謝>
一日一日を大切にするようになった。
生きていることに感謝する
<新たな視点>
生きがいについて考える
人生の優先順位がかわる
<他者との関係>
周囲に支えられていることに気づく
人の痛みや苦しみがわかる
<人間としての強さ>
人生の終わりを受け入れる
自分の気持ちに素直になる
<精神的変容>
超越的な力を感じる
自然への感性が鋭敏になる
具体的な例として
親の干渉のわずらわしさが「それが親の愛情」と感じるようになった。
今までは死ぬことを考えなかったが、死とは愛のある世界、あっちの世界で
自分にできることがあるように思える
などなど・・
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