□Epilogue〜エピローグ〜

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「どうせウェディングドレス姿着た姿を見て、将来遥陽がキレイって言ってくれるかな?とか、想像してたんだろうけど」 「……なんで分かったの?」  ど、どうしてバレるのだろうか……!? 「お前は親バカだからな」 「そういう千歳も親バカでしょ」  結婚式の直前までこんなやり取りをするとか、私たちらしすぎる。  本当私たちって、友達みたいな夫婦だな。お互い愛があるし、大好きだけど、時々友達みたいなことを言ってしまうな。 「にしても遥陽は、ほんとに俺にそっくりだな。目とか俺そっくりじゃん」 「確かに似てきたよね。……将来が心配だ」 「はっ?どういう意味だし」  千歳は遥陽を抱っこしながら、私の方に視線を向ける。 「お願いだから、将来は千歳に似て意地悪ばかりするような子には、絶対にならないでほしいな」 「おい、どういう意味だよ」 「千歳みたいに強引に結婚を申し込むような子には、なってほしくないってことよ」  千歳に強引にプロポーズされて結婚したからこそ、私の今があるけど。将来遥陽には、誠実に真面目な優しい人に育ってほしい。   「そんなことしないだろ」 「ていうか、絶対にさせないから」 「お前この先ずっと親バカになりそうだな」
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