Pink★Bomb

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「――と、そんなことがあった訳です! 皆さんどう思いますか?」 〈えー、あのみぃちむが〉 〈それ、いつの話なの笑〉 〈なんか淫乱そうな顔してるもんな〉 〈顔加工しすぎで草〉 〈メンヘラこじらせすぎw〉  祐介が饒舌に自分の体験を話すと、コメントが次々と書き込まれていく。 「ですよねえ。どれだけアプリに真剣になっちゃってるのって感じで。こんなアプリに真剣になってたらだめでしょ」 〈ほんとだよー〉 〈ユウくんみたいに賢くないとね〉 〈初見。パフェ投げます〉  祐介の配信画面に派手なエフェクトが飛び散る。  すかさずスクショを撮ると、祐介は慣れた口調で話し始めた。 「初見さんパフェありがとう! 良かったらゆっくりしていってね!」 〈ほんと、最近ユウくんの配信だけが癒しなんだよねー〉  画面に映る祐介の瞳には、リングライトの輪が浮かんでいた。
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