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布団の上で焦らすように何度も後孔を解され、季央がゆっくりと中に挿入ってきた。
「んっ…」
直人は痛みのあまり眉間を寄せる。
ローションを塗ってくれているので、何とか挿入る、という程度だった。
「直人、力抜いて…入んない」
「あ、ごめ…」
余裕なく言うと不意に季央が手を取ってキスをした。
「好きだよ、直人」
今まで聞いたことのないような優しい声。季央の綺麗な瞳を見ながら涙が溢れてきた。
「季央…俺も…大好きだよ」
そう言った瞬間に、季央はグッと腰を推し進めて直人の中に挿入ってきた。
「ああ…っ」
ゆっくりと季央が直人の中で大きくなっていくのが分かる。
ひとつになれたんだ……
直人は、キツく目を閉じて、自分の中の季央を感じる。
「ごめ…余裕ない」
季央はそう言って、何度も何度も直人に腰を打ち付けてきた。
「あ、あ…季央…」
ズンズン…と身体の中で季央が鼓動する。
いつの間にか痛みは快感に代わっていく。
あまりの刺激に、直人は気を失ってしまった。
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