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柔らかく頬を包まれて目を覚ますと、季央が顔を覗き込んでいた。 「良かった、気がついた?」 「ん」 返事をすると、すぐに唇を塞がれた。 深く激しいキスに、直人は、また頭がぼうっとしてくる。 「ん、ん、ちょっ…」 季央を手で離すと「もっと直人が欲しい」と真剣な顔で言われた。 「や、まって…」 季央の手が直人の中心をまさぐり出す。 「またするの?」 「当たり前じゃん…朝までするから」 「え、マジで?!」 直人が驚いて季央の顔を見ると、季央は、楽しそうに笑っている。 「全然、直人が足んないよ」 「な、何言って…あ…」 待ちきれないようにキスや愛撫をされる。 直人は、季央の果てしない欲に、どこまでついて行けるだろうか、と苦笑した。
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