35人が本棚に入れています
本棚に追加
どうだろう?綺麗になったのか?
あまり良く分からないけど、みんな怒られない程度に、自分のだらしなさは隠せたようだった。これで少しは仕事をしていたように見えるだろう。いや、ちゃんとしてはいるんだけど。
手の空いている社員は工場の方にも片付けを手伝いに行った。しかし、國木田が管理している工場での片付けは微々たるものだ。しかし、工場も人の手が借りれるここぞとばかりに、今までの念願を言ってきたようにも思う。通常運転では手の届かない場所は出てくるもんだ。このことから、時々掃除の日でもちゃんと作ろうか。となった。
東京の人が来る。
真面目で厳しそうで、笑って許してもらえなさそうな、勝手な偏見。それが関西人である大阪のみんなの東京のイメージだった。
仕事なんだから、そんなの当たり前でしょ。なんて正論でズガズガ責められたら、きっとぐうの音も出ない。
大阪支店のお偉いさんが来るよりも緊張する気がした。
最初のコメントを投稿しよう!