旅に出るか!パート2

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 キャラバンの視界に入らないよう空飛ぶ絨毯を飛び降りて、マンドレイクの上に着地する。  「ギャアアアア!」  ちょっと土をえぐったぐらいで悲鳴を上げるマンドレイク。なんでマンドレイクだけとかとかの略語じゃないのと思いながら、般若の形相でマンドレイクを睨んだ。  「ああん?」  「キュウン」  「チッ。カワイイじゃないの。あっ、ゴーストまたねー」   怯えたゴーストを解放して、マンドレイクを右手に一緒に散歩。  「ギエエエエエエッ!」  今度は悲鳴。  「ちょっと、あんたの叫び声は響くから気付かれたじゃないの。まっ、威圧スキルを発動しなくとも、本能で理解する生き物は嫌いじゃないけどねー」  私は両手をあげてマンドレイクを見せびらかしながら、キャラバンに手を振った(マンドレイクを素手で持つと手は腐り、悲鳴を耳元で聞くと、通常は死ぬらしい)。
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