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バンッ!
「どうした、ツツジっ!」
私の部屋のドアを壊してドカドカと入ってきたのは、王子三人、武器持参。
私がゼノに襲われている姿を確認し、クレインが低い声で一言。
「俺たちのオンナに手を出しやがって。たとえエルフでも許さんぞ!」
徒歩五十歩の距離をよーいドン。
「あっ、やっべ。ツツジまったねー」
ゼノは気配を消して、空気に馴染む。一番に到着したのは、怒らせたら怖いクレイン。私を抱き寄せ、カラダの傷を確認していく。
「ケガはないか?くっそ、エルフめ。次会ったら許さんからな!」
「あの、クレイン」
「ん?」
クレインは真面目で、そんなつもりがないとしても、私が恥ずかしい。
「下着は脱がさないでー!」
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