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祈り~五億光年の笑顔
彼女の笑顔が大好きで
狂おしいほど大好きで
それでも思ってしまうんだ
彼女の笑顔はあいつにも
あいつにもあいつにもあいつにも
そのまたそのまたあいつにも
そのたび僕は叫び出しそうになる
狂おしいほど叫び出しそうになる
彼女の笑顔を独占したいわけではない
彼女にはいつだって笑顔でいてほしい
それでも僕は叫び出しそうになる
彼女の笑顔が二度と僕に向けられなくなることがわかっていても
例えば僕が光よりも速く
五億光年先の星で生まれ変わるとしたら
僕は再び彼女の笑顔を見ることができるのでしょうか
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