結婚式に招待されました

13/19
前へ
/19ページ
次へ
「……家に帰って、とってくるんだ、今すぐにっ」 と何故か、吉行が真澄に命じた。  抱き上げたあと、膝にいた真澄が、衣茉が話してる間にスプーンをつかみ、小さく振り回していたようだ。  衣茉の着物と買ったばかりの将太のスーツにソースが飛んでいた。 「真澄~っ」  衣茉が小さな声で真澄を叱ると、八尋や吉行や明子たちが、真澄に、 「真澄っ。  もふもふしろっ。  身体の何処かをもふもふさせるんだっ」 と無茶を言っていた。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

762人が本棚に入れています
本棚に追加