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好き?
『先輩…俺ずっと、先輩の事好きでした』
ん?何の告白だ…
「は?罰ゲームか?それともいじめられてんのか?」
キョトンとしている水泳部の後輩…
『え…?なぜですか?』
なぜって…
「なぜって…俺は、男だ…ぞ?」
確かに綺麗顔とは言われる…
『あ…そうですね、知ってます』
だよな、水泳部で裸…
「お前も…男…だよ…な?」
だろ、いつも見てる…
『もちろん…知ってるでしょ?』
ああ、そうか…
「俺もお前、好きだぞ」
可愛い後輩だからな…先輩として…
『マジっすか?』
テンション高い…
「当たり前だろ?」
犬みたいにしっぽ振って俺に着いて回る…
『嬉しい…じゃあ、俺と付き合ってくれますね?』
俺と遊びに行きたいのか…
「ああ、いいぞ…今週末は空いてる」
名前なんだったっけ?
『やった!じゃ、俺ひとりなんでウチ来ませんか?』
名前…
「ん?ああ…」
あ…恭介…堤恭介…
『あ…あの…理緒さんって呼んでいいですか?俺の事も…名前で…』
合ってるよな…
「いいよ、恭介」
合ってたか…
『うぅ…』
あれ?違った?
「あ…の…さ」
ヤベ…
『理緒さん、やばい、嬉しい』
ほっ…
「手ぶらでいいですから、必要なモノは全部俺が準備します」
必要なモノ…?
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