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神崎郁美は、家に帰ると直ぐに夕飯の支度をする。
母子家庭で母親は、外で仕事に行っているのでありました。
なので、家事全般は、郁美がやっていました。
、、というより、母親に家事を任せられないからであります。
「どうして、お父さんは、こんな何にも出来ないお母さんと結婚したんだろう?」
母親に掃除をさせたら一部屋を1日がかりで終わらない!!
ご飯を作らせたら、食材を無駄にしてしまう!お嬢様育ちだから?
なので、自然と郁美がやらざるにいられないことになってしまったのである。
それだから、今では、和食洋食、中華料理まで美味しくできてしまった。
郁美が小学生の時に父親を交通事故で亡くして直ぐに、、、
母親は泣くばかりで、食事を作ろうとしない?
郁美は、お腹空いてくる、、、、
仕方なく郁美は、インスタントラーメンを作ってやったのだが、、、
「美味しいね、郁美は料理が上手だね、今度から郁美に作ってもらおうかな?」
母親のその一言で、郁美が食事担当になってしまったのである!!
郁美は思った、この母親は、今まで何を作っていたんだろうと、、可愛そうな父親、、
一番最初に作ったインスタントラーメンまで作れない母親、子供ながら呆れていました!!
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