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玄関で靴を履き姿見鏡に全身を映して身だしなみを整える。
わたしは、玄関を開けて外に出る。秋の風が心地よいけれど、夏が終わりなんとなく寂しい季節でもあるなと思う。
なんて考えている場合ではなかった。急がないと遅刻してしまうではないか。
慌てて駅に向かおうとしたその時、スマホがプルプルと震えた。わたしはカバンからスマホを取り出し画面を見る。メールが届いていた。
送信者は松木だった。わたしはその画面を見て「うげ~」と思わず声を上げてしまった。
メールの内容を確認しないでカバンにスマホを仕舞う。松木の送ってきたメールの内容なんて確認したくないんだから。見たくもない。
そして、わたしは急いで駅に向かった。
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