波乱の予感

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俺の休日は、伊織のドアップから始まる。 毎晩、伊織が俺をがっちりホールドしてるから、伊織が起きるまで、ご尊顔を眺めている。高身長イケメンなんだけど、綺麗って感じもする美形…もう女神顔だよなぁ なんて、考えていると、赤い瞳が現れて、俺を見つめてほにゃあってしたっ みなさんっっ、わかります!? 女神顔がほにゃあってしたんですよ!? 何年もみてるけど、伊織の顔が大好きすぎるせいで、俺はこの顔にとことん弱い。 段々顔が熱を持って、自分でも赤くなってるのがわかる… そんな俺を見て、伊織が愛おしそうに、微笑んだ。 「おはよ。千晴。林檎みたいで美味しそうだな?食べちゃいたい。」 腰にくる声と顔でそんなことを言われたら、めちゃくちゃ恥ずかし訳で… 「っっっっっ!! おはよ。」 はい、俺の負けですね。 知ってマシタ。その顔に勝てたことなんてないですもんね。 そのまま黙ってると、伊織がとろけそうな顔で、俺の首筋にキスを降らせたり、舐めたり、噛んだりし出した。 チュッチュッチュ ペロッ チュッ ペロッ カリッ ペロッ ガリっ 「っっっ 、 んんぅ、、い、おり」 「んー?」 「いおりぃ」 「うん。好きだよ。俺の唯一。」 伊織がこれを毎週してくるから、俺の首は伊織に触られるだけで、ゾワゾワするようになって、体が跳ねる。 でも、伊織を拒絶するなんて、俺の中には存在しないから、受け入れている。 そのうち、全身とかになったらちょっと困るけどね。 1時間ぐらいすると、俺たちはやっとベットから抜け出した。 伊織の趣味は俺の世話をすることと言ってもいいくらい、俺の世話を焼いてくれる。 自分でやらないとって思うけど、心地いいし、何年も続けているからやめられない。 お手洗いを済まして、ビチャビチャな手と顔は拭かれて、手を引かれて、部屋についている、テーブルに座らしてもらう。 俺は朝に強い訳じゃないから、ぽーってしてるといつの間にか、サラダとクロワッサンとコーンスープといちごが用意されている。 伊織が隣に座って、一緒に手を合わせる。 でも、フォークは1つしか用意されていない。 伊織が俺の口に入れてくれるから、そのまま食べてるんだけど、流石にこの歳になってまで、それはやばいんじゃないかと思うし、伊織も食べにくいと思うから、1年ぐらい前に自分で食べると言ってみた。 でも、未だに食べさせて貰ってる。はい、これは何故でしょう? それは、伊織くんはこの食べ方を変えるつもりがないらしく、自分で食べる許可が降りなかったからです。 伊織によると、 「千晴は口が小さいから、千晴が一口食べてる間に、俺は二口食べられから、問題ないよね。」 疑問文のはずなのに、?がついてなくて、目も笑ってなかったから、うんって言っちゃったんだよな… その後、もぐもぐ可愛いとか何とか言ってたけど、何言ってるのか分からなかったから、諦めた。
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