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現代のあるところに、政変から成り上がった大統領が独裁政治を敷いている小国がありました。
この国では、国民は貧しい暮らしを強いられながらも、大統領は周辺諸国と国際社会を威嚇するための軍備増強に国費を費やすばかりで下々のことなど全く考えてはくれません。
そのため、この大統領は、国民からも、国際社会からも、陰で「裸の王様」とそしられていました。
そんなある日のことです。
大統領府の豪華な晩餐会の後、余興と称して、「新進気鋭の仕立て屋」なる男が呼ばれました。
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