幸せはいつもそこに

２ かわいい彼

だ　いすきな彼の寝顔はめったに見られない。

で　きるなら毎日見ていたいけれど難しい。

ど　んなにがんばって起きていても、いつも寝るのは私が先。

な　んとも言えないほど、眠る彼は新鮮でかわいい。

に　まにましながら眺めていると、苦しそうにネクタイを緩めていく。

ぬ　ぎ始めたスーツの上着を受け取ってハンガーにかけておく。

ね　ごとが聞こえてきたが、何を言っているのかわからない。

の　こりの料理を片付けながら、私もそろそろ寝なきゃとつぶやいてみた。