2 かわいい彼

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が んばりすぎじゃないかと思っているが口出しはしない。 ぎ りぎりまで無理をして倒れないか心配になる。 ぐ ったりしていた顔も少しづつ回復してきた。 げ んきになってほしいから邪魔はせずそっと見守る。 ご めんだなんて言わなくていいから、元気な彼でいてほしい。 さ っきまで起きている様子だったのに、小さな寝息が聞こえてきた。 し かたがないなと思いながら、そっと毛布をかけてあげる。 す っかり目が覚めてしまって私は眠れない。 せ っかく用意した料理はすっかり冷めていたけれど、少しだけつまみ食い。 そ んなに悪くない味のはずだけど、ひとりではぜんぜん美味しくない。
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